頭が痛い
頭が痛い

「頭が重い」「こめかみがズキズキする」「顔の一部が突然ピリッと痛む」などの頭や顔の痛みは、日常的によく経験される症状のひとつです。多くの場合は緊張型頭痛や片頭痛など、生命に直結しない「一次性頭痛」ですが、なかには脳出血やくも膜下出血など、緊急対応が必要な病気が隠れていることもあります。
また、顔の痛みには三叉神経痛や副鼻腔炎など、頭とは別の原因が関わっていることもあります。頭や顔の痛みが続く場合や、いつもと違う痛みを感じた場合は、早めに専門医にご相談ください。
以下に当てはまる症状がある場合は、一度受診をご検討ください。
特に、突然の激しい頭痛・手足の麻痺やしびれを伴う頭痛・意識の変化を伴う頭痛は、緊急性が高い可能性があります。すぐに医療機関を受診してください。
筋肉の緊張・血行不良
デスクワークや長時間の同じ姿勢、肩こり・首のこりなどによって、頭部や頸部の筋肉が緊張し、血流が悪化することで頭痛が起こることがあります。緊張型頭痛の主な原因のひとつです。ストレスや睡眠不足、眼精疲労なども影響すると言われています。
脳血管の拡張・収縮
片頭痛は、脳の血管や神経の過敏性が関与しているとされています。疲労・ホルモン変動(月経周期など)・特定の食品・天候の変化・睡眠の乱れなどが誘因となり、発作が起こることがあります。
脳・神経の病気
脳出血・くも膜下出血・脳腫瘍などの脳の疾患が原因で頭痛が起こることがあります。これらは「二次性頭痛」と呼ばれ、命に関わる場合があるため、早期発見・早期対応が重要です。
三叉神経の異常
顔の感覚を担う三叉神経が刺激されることで、顔面に電撃のような鋭い痛みが起こることがあります。三叉神経痛は、食事・歯磨き・会話などのわずかな刺激でも発作が誘発されるのが特徴です。
その他
高血圧・発熱・薬の副作用・低血糖・アルコールなど、さまざまな内科的要因が頭痛の原因となることもあります。また、市販の鎮痛薬を週に2〜3日以上、長期にわたって服用し続けると、「薬物乱用頭痛」を引き起こすことがあるため注意が必要です。
こめかみや目の奥を中心に、ズキンズキンと脈打つような痛みが数時間から数日続く頭痛です。吐き気・嘔吐・光や音への過敏を伴うことが多く、体を動かすと悪化しやすいのが特徴です。発作の前兆として視界にギラギラした光(閃輝暗点)が現れることもあります。女性に多く見られ、ホルモン変動や疲労、睡眠の乱れなどが誘因となることがあります。近年では、CGRP(カルシトニン遺伝子関連ペプチド)という物質に着目した新しい治療薬も登場しており、予防・治療の選択肢が広がっています。
頭全体や後頭部が締め付けられるように重く痛む頭痛で、最も一般的な頭痛の種類とされています。肩こりや首の筋肉の緊張、長時間のデスクワーク、ストレスや睡眠不足などが原因と考えられています。痛みの強さは比較的軽度から中程度で、日常生活は送れることが多いですが、繰り返すことで生活の質が低下することもあります。
片側の目の奥がえぐられるような、非常に強い痛みが毎日決まった時間帯に繰り返す頭痛です。1回の痛みは15分〜3時間程度とされており、痛みが続く「群発期」が数週間から数ヶ月続くことがあります。痛む側の目の充血・涙・鼻づまりなどを伴うことが多く、男性に多い傾向があります。痛みが非常に強いため、早期の診断と適切な治療が重要です。
頭痛薬(市販の鎮痛薬を含む)を長期にわたって頻繁に服用することで、かえって頭痛が慢性化・悪化した状態です。月に10日以上または15日以上の服薬が続いている場合に疑われます。薬をやめることが治療の基本ですが、専門医の指導のもとで行うことが重要です。
脳の表面にある血管が破裂し、出血が広がることで起こります。「人生最悪の頭痛」「バットで殴られたような突然の激しい頭痛(雷鳴頭痛)」と表現されることが多く、吐き気・嘔吐・意識の変化を伴うことがあります。命に関わる緊急疾患のため、疑わしい症状があれば直ちに救急受診をしてください。
脳出血では頭痛に加えて手足のしびれや麻痺、言語障害などの神経症状を伴うことがあります。脳腫瘍では徐々に悪化する頭痛、吐き気、視力障害などが見られる場合があります。いずれも早期発見・早期対応が重要です。
顔の感覚を担う三叉神経が刺激されることで、顔の一部(頬・あご・額など)に電撃のような鋭い痛みが走る疾患です。食事・歯磨き・会話・風などのごく軽い刺激でも痛みが誘発されるのが特徴で、日常生活への影響が大きくなることがあります。歯の痛みと間違えられることもあります。
頭の痛みには、当院の頭痛外来または脳神経内科の受診をお勧めします。頭痛外来では、慢性頭痛・片頭痛・薬物乱用頭痛など、頭痛を専門的に診療しています。顔の痛みについても、三叉神経痛など神経が関与する場合は脳神経内科・脳神経外科(脳神経・末梢神経疾患)が対応いたします。特に長期に及ぶ場合などは手術の有効率が高いので、脳神経外科受診をお勧めします。「どこに行けばいいかわからない」という場合も、まずはお気軽にご相談ください。
市販薬で効果が出にくくなってきた場合は、「薬物乱用頭痛」になっている可能性があります。また、頭痛の原因が変化している場合もあります。自己判断で服薬を続けるのではなく、専門医に相談し、原因を正しく診断したうえで適切な治療を受けることをお勧めします。
はい、あります。くも膜下出血や脳出血など、命に関わる病気が頭痛として現れることがあります。特に「突然の激しい頭痛」「経験したことのない種類の頭痛」は要注意です。このような場合は、すぐに医療機関を受診してください。
月に数回以上、頭痛が起きている場合は受診をお勧めします。「痛みがあるために仕事や日常生活に支障が出ている」「薬を飲まないとつらい」という状態も、受診の目安のひとつです。
顔面の一部に電気が走るような鋭い痛みが繰り返す場合、三叉神経痛の可能性があります。歯の痛みと混同されることもありますが、歯科を受診しても原因が見つからない場合は、神経の病気が関与していることもあります。脳神経外科・内科への相談をお勧めします。
はい、起こります。緊張型頭痛や片頭痛は、ストレス・睡眠不足・疲労などが誘因となることがよくあります。規則正しい生活リズムを保ち、十分な睡眠とストレスの管理を心がけることが、頭痛の予防につながる場合があります。
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